両国国技館といえば相撲の聖地として知られていますが、実は焼き鳥が名物だということをご存じですか?
相撲ファンの間では定番となっているこの焼き鳥は、弁当にもなり東京土産としても人気です。
この記事では、両国国技館の焼き鳥について、「なぜ名物なのか」「どこで買えるのか」「地下の工場って本当?」といった疑問を徹底的に解説します。
両国国技館の名物の焼き鳥とは?

両国国技館で相撲観戦をしたことがある方なら、場内の香ばしい香りに誘われた経験があるかもしれません。その正体が「焼き鳥」です。国技館の焼き鳥は、戦後の蔵前国技館時代から続く伝統の味で、長年にわたって相撲観戦に欠かせない名物グルメとなっています。
なぜ焼き鳥なのか?
理由は、昔の国技館では飲食物の持ち込みが制限されていたため、場内で手軽に食べられる弁当や軽食が求められていたからです。その中でも焼き鳥は食べやすく、お酒との相性も良いことから人気が爆発。以来、焼き鳥は「国技館の味」として親しまれるようになりました。
焼き鳥弁当の内容
国技館の焼き鳥は甘辛のタレがしっかり絡み、冷めてもおいしいのが特徴。使用されている鶏肉は厳選された国産鶏で、噛みごたえがありながらも柔らかい食感が魅力です。
国技館の焼き鳥はどこで買える?持ち帰りや東京駅での販売は?
「両国まで行けないけど、あの焼き鳥が食べたい」という声に応える形で、東京駅の一部店舗やJRの大型駅、JR両国駅に隣接する『江戸NOREN』などで販売されています。


江戸NORENの焼き鳥は正肉3本・つくねが2本入っていました。おつまみにちょうどいい量ですね。
両国以外ではJRの大型駅、ザ・ガーデン自由が丘というスーパーでも取り扱いがあります。
上野店と錦糸町店は毎日販売されていますが、その他の店舗では不定期で置いてあるようです。もし国技館焼き鳥を買いに行きたい場合は販売されているか事前に問い合わせてみてください。
【国技館焼き鳥の販売場所】
●JR東京駅
駅弁屋(祭・セントラルストリート)
駅弁屋(JR東日本新幹線ホーム内)
●JR上野駅
●JR新宿駅
●JR大宮駅
●JR八王子駅
●ザ・ガーデン自由が丘
上野店、錦糸町店
池袋店、目黒店、荻窪店、国立店、立川店、自由が丘店
横浜店、東戸塚店、大船店、ペリエ千葉店、津田沼店
新越谷店、グランエミオ所沢店
●江戸NOREN
●国技館隣接の売店
●柿家鮨・都内の一部店舗
また、国技館で大相撲やイベントが開催されていないときは国技館に常設されている売店でも販売されています。
持ち帰りや賞味期限について
焼き鳥弁当は持ち帰り可能ですが、保存料などは使用していないため、賞味期限は当日中が基本です。特に夏場は食中毒のリスクもあるため、購入後はなるべく早めに食べるようにしましょう。
持ち帰り用には保冷バッグや保冷剤の持参がおすすめです。なお、常温で販売されているものは冷凍保存などには向いていません。
焼き鳥の通販もありました
もし両国まで行けない、他のお店にも行けないという場合は、国技館のWebサイトから焼き鳥をオンラインで購入することもできます。こちらは最初から冷凍で販売されていて賞味期限も半年と長いので安心です。秘伝のたれと山椒もついています。

国技館の地下で作られている?やきとり工場のウワサと真実

国技館の地下にやきとり工場がある、というウワサがありますが、本当に国技館の地下ではやきとり工場(製造所)があり、正式に運営されている調理施設で、国技館で販売されるやきとりの多くはここで調理されています。一般の観光客は立ち入ることができない場所ですが、相撲ファンやグルメ通の間では「地下で丁寧に仕込まれているやきとりは絶品」と評判です。
やきとりは1本ずつ手作業で串打ちされ、焼き加減にも細心の注意が払われています。このような高品質を保つために、地下の調理所は重要な役割を果たしているのです。
過去にはX(Twitter)でアルバイト募集の投稿もあり、こちらにはチラッと内部の様子が分かる写真も載っていました。
【大相撲9月場所アルバイト募集】
— 国技館サービス株式会社 (@kokugikans) August 18, 2016
募集業務
(1)焼鳥製造、簡易作業
(2)館内売店スタッフ
(3)相撲案内所スタッフ
勤務地:両国国技館
詳細 https://t.co/cNP5i0PQu0
ご応募お待ちしております。 pic.twitter.com/VImZka2XEU
まとめ
両国国技館の焼き鳥は、ただの観戦グルメにとどまらず、長い歴史と職人技が詰まった名物です。東京駅や通販でも手に入る可能性があるので、相撲観戦の予定がなくても食べてみたいですね。
そして「両国国技館の地下にやきとり工場がある」というウワサは本当。そしてそれは、国技館の名物グルメとして確固たる地位を築いている「やきとり」を支える、知られざる裏方の努力の証でもあるのです。国技館を訪れた際には、地下で丁寧に仕込まれたやきとりの味わいを、ぜひ堪能してみてください!
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