関東大震災の犠牲者を追悼する「慰霊大法要」

関東大震災の犠牲者を追悼する「慰霊大法要」が、9月1日に墨田区両国・横網町公園の東京都慰霊堂にて執り行われます。
(※東京大空襲の慰霊大法要は3月10日)
この地は、かつて多くの方々が震災の猛火により尊い命を失われた場所であり、今も「東京都慰霊堂」と「復興記念館」が佇み、歴史を伝え続けています。毎年この日には、犠牲者の御霊に祈りを捧げ、後世に災害の記憶を継承するために、多くの方が参列されます。
犠牲者の御霊に祈りを捧げるとともに、災害の記憶を後世に伝える大切な式典です。一般の方も参拝することができます。

参列・参拝について

式典(慰霊堂での読経・法要)は主に遺族の方が中心ですが、一般の方も終日参拝可能です。
遺族の方以外でもお塔婆・ご寄進を受付けているとのことで、申し込みが可能です。
また、慰霊堂ではお線香・ローソクを自由に供えることができます。
お花やお線香、お塔婆の受付について

お花:慰霊大法要のまえ、8月25日頃から9月1日当日まで園内で購入できます。
お線香・ローソク:慰霊堂の祭壇前に常設されており、自由に使うことができます。
ゆめ供養:小さなお塔婆(夢とうば:虹色の6色から選ぶ)に、夢や希望を記して慰霊供養をするものです。慰霊堂のなかに用意があり、供養料は1回300円とのことです。
お塔婆:震災戦災で亡くなられた方のご冥福を祈り、供養する方のためのお塔婆です。金額は1本 2,000円で、事前登録なしでも慰霊堂隣接の協会事務所で当日受付可能です。また、郵便局からのお振込みも可能です。
公式HP
https://tokyoireikyoukai.or.jp/kuyou/toubakishin.html
アクセスと周辺の見どころ
アクセス:JR総武線「両国駅」から徒歩約10分、都営大江戸線「両国駅」A1出口から徒歩2分程度。
駐車場:公園には駐車場はありません。近隣のコインパーキング等をご利用ください。
復興記念館も見学可能:慰霊堂とともに、無料で見学できる復興記念館では、震災・戦災の記録と資料が展示されています。(開館時間は午前9時~夕方まで、月曜休館)

清澄通りには屋台がずらり!
慰霊ももちろん大切ですが、近隣住民にとってはこの日に屋台が並ぶのも楽しみの一つ。
清澄通りにすごい数の屋台が立ち並び、縁日のような賑わいを見せています。

たこ焼き、ケバブ、焼きイカ、あんず飴など、屋台といえばこれ!というものがたくさん。

ヨーヨー釣り、射撃、くじ引きなど楽しめる屋台も数多くありました。
お子様連れもこれには大喜びですね。

イカを焼く匂い、串焼き肉の匂いなど、食欲をそそられます。

また、この時に限り清澄通りの第一ホテル両国からも出店があります。
ホテルの飲食店が路上に出店なんて、慰霊祭以外ではなかなか見られませんよね。

ドリンクや肉系の軽食の他にも、
食べ歩きに良さそうな中華ちまきや、おいしそうな上海焼きそばなどなど。

慰霊でも法事でも、故人を偲ぶ会でも、人が集まるときにお酒やごちそうは欠かせませんよね!
まとめ
歩道に屋台が出ているため道が狭くなり、夜は歩くのも大変な混雑ぶりですが、早めの時間はかなりすいていました。
平日は難しい人もいるかと思いますが、早めのお参りと散策がおすすめです。
被災した方々への無念を弔い、人が集まるからこその賑わいを感じつつ屋台も堪能し、現代の私たちが力強く生きていることをしっかりあらわしていきましょう。
秋季慰霊大法要は毎年あり、曜日に関わらず9/1に執り行われます。
この日を忘れないという意も込めて、毎年の家族の良い行事になるといいですね。
コメント